私も青に魅了された一人として自分にできる事、
自分のフィルターを通して具現化できるもので、
現代に生きる青の表現者でありたいと思います。
今まで不可とされてきたものが、
伝統技法と革新的な材料で可能となることは素晴らしいことであり、
私はこの素晴らしさを独占ではなく、
文化にするべく藍左師(あいさし)モリヤレイタとして
鏝藍(ばんらん)協会を立ち上げました。
貴重な藍の材料はきちんとした商流をつくり、
協会員(同志)を募り情報共有や交流を深める事で、
革新的なものを世の中に深く広めていく必要があるためです。
なにげない毎日が藍で彩られ、愛に満ちるために。
伝統技法と革新的な材料で可能となることは素晴らしいことであり、私はこの素晴らしさを独占ではなく、文化にするべく藍左師(あいさし)モリヤレイタとして鏝藍(ばんらん)協会を立ち上げました
貴重な藍の材料はきちんとした商流をつくり、協会員(同志)を募り情報共有や交流を深める事で、革新的なものを世の中に深く広めていく必要があるためです
藍の材料を通じ衣食住を横断するビジネスを構築
そこに左官の文化や左官職人の技術を継承、また雇用や
環境問題までを含めた持続可能な社会づくりを目指す
会員規約・会則にご同意の上、フォームからお申し込みください。
内容をご確認後、ご連絡致します。
年会費:24,000円(税抜)のご納入を確認後、お申込みいただいたご住所へ会員書を送付致します。
守谷 玲太(アートモリヤ)
TEL:0466-54-7319
藍といえば、現在では、藍染めをはじめとした染料の原材料としての認知が強いですが、元々は多くの機能を持つ薬草としても世界各地で重宝されていました。日本国内でも、染の原料だけでなく、肌に塗ったり、煎じて飲んだり、食べたりしていたことが伝わっています。藍の歴史は紀元前3000年までさかのぼります。インダス文明の遺跡から藍染めの染織槽跡が発見されたという記録が、藍の存在が世界で初めて確認された時期と言われています。それから時は流れ、紀元前300年頃になるとシルクロードを通じて文明の交流が始まり、藍染の布製品が盛んに行き来していたこととされ、インドやエジプトを中心に世界各地に藍が流通していきました。
ちなみに日本における藍の歴史は、奈良時代に遡ると言われています。当時の唐から朝鮮半島を経て伝来されたと言われ、法隆寺や正倉院に当時の藍で染められた布類が、今もなお多数保存されています。その藍こそがタデ藍で出雲族が最初に栽培したと言われています。
戦国時代には、藍の色の一つである「勝色(かちいろ)」が、縁起の良さから、武士のよろいの下を藍で染める需要が高まったと言われています。時期を同じくして、現在でも使用されているタデ藍を使用した天然の藍染料である「すくも」を活用した染めの技術と製法が伝わり、藍の染料(=すくも)の生産が本格的に始まりました。
江戸時代に入ると、木綿の普及に伴い、幅広く藍染めが使用されるようになりました。中でも徳島の「すくも」は高品質な「阿波藍」として別格の扱いを受けており、明治中頃には全国市場を席巻し、生産量もピークを迎えます。
そもそも草木からとった染料は、布を染める以前から、病気に効く薬として追及されていました。特に藍は、口内炎、解毒、嘔吐、解熱に効果があると言われ、効能が多いことから漢方、生薬としての一面も持ち合わせています。藍は生薬としての効果効能以外にも、近年改めて注目を集めている効果があります。それは、藍が持つ、抗炎症作用や抗菌作用です。江戸時代から、藍で染めた肌着は冷え性や肌荒れに効果があると言われていました。現在では、シャツなどのインナーだけでなく、靴下やハンカチなどの衣類からカーテンやアクセントクロスのようなインテリアまで、藍で染められた製品の幅は年々広くなってきています。様々な効果効能を持つ藍ですが、その栄養素の豊富さから、食べ物としても魅力的だといわれています。中でも、ポリフェノールの高さは、ブルーベリーの約4倍とも言われています。さらに、食物繊維とミネラルも豊富に含まれていることから、「藍の青汁」や「藍のサプリメント」などが商品化され、健康食品としても注目を浴びています。
2021年大河ドラマ「青天を衝け」で一躍注目を浴びた主人公渋沢栄一。
渋沢家は米、むぎ、野菜の生産、養蚕のほかに藍を栽培して染料となる藍玉を製造していました。
藍が結んでくれたご縁なのか、幸いにも藍左師の守谷は、渋沢栄一の玄孫にあたる渋沢健氏が会長を務めるコモンズ投信の選ぶ2021年、社会課題解決に自ら立ち上がった日本のリーダー11名に選抜され文京学院大学内、仁愛ホールにて藍の持つ可能性や現代ニーズに合わせた新しい消費のカタチについて登壇の機会を得ました。
東京2020エンブレムは歴史的に世界中で愛され、日本では江戸時代に「市松模様(いちまつもよう)」として広まったチェッカーデザインを、日本の伝統色である藍色ジャパンブルーで、粋な日本らしさを描いた。
デザイナーの野老朝雄氏も藍色を愛している。オリンピックだけに留まらず、ヨーロッパでも活動する彼の貢献は多大なものであり、私は感謝と敬意をもって称賛しています。
藍は植物であり農です。
自然発酵や人のかける手間によって様々な用途へ使える素材へと変わります。
代表的なものではテキスタイルの藍染め。食藍なんかも古より伝わります。
藍左師 守谷は革新的なヨーロッパの左官材と現代左官技法を操り、衣食住の住へ到ることを可能としました。
現代における革新的な消費のカタチは新しいニーズを生み、藍の新たな可能性を引き出し藍の歴史の1ページとなることでしょう。
藍左師の扱うヨーロッパの革新的な素材OLTREMATERIA®は左官材料としては珍しく、製造過程で燃焼という工程がありません。
Archiproduign Awards2021を受賞したこのマテリアルはサステナブルやエコフレンドリーについて多くを語る必要がありません。
海外研修にてライセンスを取得するため品質担保も約束されています。
2ミリほどの塗り厚で強度と防水性を備え、更にはHACCPを取得しているため安心安全。
イマジネーションを具現化できる意匠性。
退色しない藍の表現、今まで使えなかったプロダクトへの藍の表現を可能にしました。
藍左師 守谷が染料の老舗と共同開発した完全オリジナルの天然藍顔料。
左官材との相性が良く、混ぜ合わせる主材にもよりますが、主材1kgあたり10g程度の配合で十分な藍色が表現できます。
¥33,460(税抜) 商品詳細ページへ
藍左師 守谷と徳島の阿波藍プロデューサーが大変貴重な商流をつくりあげました。色素含有量13%の高純度沈殿藍。
農作物のため、葉の収穫量や加工時の気候条件などの環境によって品質や販売価格が変動する場合があります。
冷凍保存の状態でお送りします。
染物、染色、左官にお使い頂けます。
沈殿した葉の塊が混ざっていますので、左官の顔料として使用する場合はよく濾して、試し塗りをしてからお使いください。本物の藍色、ジャパンブルーで感動をお届けいたします。
独自の技法で、日本伝統の藍と現代左官を世界で初めて融合させた初代 藍左師。
独学が故、常識にとらわれない彼の作風は初めて見るのにどこか懐かしい。
天然藍の奥深き藍色。
私たちの記憶にあり、生活に寄り添う青。
"何気なく美しい"
孤高な彼のセンセーショナルな世界観をお楽しみください。
ベルギーのメーカーBEAL international社が製造している左官材“モールテックス”において、メーカーに選出された日本代表の左官職人。
また、イタリアの左官材“オルトレマテリア”に関してもライセンスとスキルを保有。
日本の伝統的本藍を使用した世界初の左官技術を開発し、左官の技術に芸術性を兼ね備えた独自のスタイルを確立している。
徳島の天然藍を使用したインテリアやプロダクトデザインを手がける“藍左師”として活躍する。彼の活動は社会課題解決へのattiudeそのものだ。