展示会前日に。

展示会前日に。

2022.4.21

明日4月21日から3日間、逗子の披露山にて展示会をします。

会場は白川郷から移築された築260年の建築。

これだけで十分価値があります。

技術的にもそうだが、当時の木材や長い年月を経た風合いは一度失ったら二度と再現できないものです。

私の作品は背景があり、今回は”展示会”というもののありかた、来場者の人それぞれの自己表現の場として

自分なりの仕掛けをしてあります。

大前提、楽しんでもらうため。

ここでの出来事と出会いが今後どのように作用するか楽しみです。

またご報告したいと思います。

 

 

 

 

エンターテイメント、スポーツのアイテムであり宗教的背景をもつボウリングピン。
世界的ルールを統一したのはローマカトリックからプロテスタントを分離させたマルティン・ルター。
アメリカ禁酒法下でボウリング自体禁止されたり、9ピンがだめなら10ピンだ!と人々がはじめたのが現在の10ピンボウリング。
日本人初のプレーヤーは坂本龍馬と言われていたりと。。。なんだかとっても。。。
自動化、機械対応、量産、耐久性の追随と他所の業界と同じように時代に流され、気がつけば色気の無い樹脂でコーティングされたピンになったわけです。
モリヤはボウリングピンを社会課題として定義するためアートとして可視化しました。
藍と建築廃材大理石の粉をパラサイトさせてライフサイクルをのばします。
要するにモリヤのアートは手段のひとつであり、算盤的価値は対面した人の想像力と感性と立場に委ねる。そういったわけです。

blue pigna
(藍色の松ぼっくり)
ローマで装飾や紋章のシンボルになっている松ぼっくり。
ギリシャ神話にもよくでてきます。
人の松果体とカタチが似ていることから哲学や思想的要素をもっています。人の脳に位置する第6チャクラの色は藍色とされています。
そういった興味深いものを可視化した作品。
Reita MORIYA