髙橋 創平 写真展「色彩」 feat. Reita MORIYA

髙橋 創平 写真展「色彩」 feat. Reita MORIYA

2024.2.17

2月18日に最終日を迎える写真展「色彩」

今回の個展は、一人の写真家「髙橋創平」が情報として切り取る写真と

アートとして捉える概念としての写真の葛藤からはじまった。

 

葛藤を抱えながら砂浜に立ち、自然美と融合し描いた作品は、

止まっている"その瞬間"であるはずの写真に、その前後の時間を感じさせる。

(撮影:守谷玲太)

 

カメラという道具やそれに付帯する技術うんぬんは、観察者との会話には不要となり、感じ取るものとして視覚に吸い込まれていく。

夕焼けや朝焼け、そこに居合わせた者にしか事実はわからない。

時間や色彩は、物理や哲学にも触れる。

今回、特別に用意したポストカードにも注目して頂きたい。

「海や湖の写真を一度水に戻す」

髙橋創平、本人の手で藍染されたポストカードは、藍のフィルターを纏い、なんとも色気のある唯一無二の作品となっている。

それまで見えなかった、雲のかけらや水面の表情が現れたり、70年代の写真かと思わせるものだったりと、1枚1枚それぞれに奇跡を見ることが出来る。

(撮影:守谷玲太)

(撮影:守谷玲太)

(撮影:守谷玲太)

 

明日で最終日。

実物を見ることができる、最後の日です。

 

2024.2.10(土) - 2.18(日)
髙橋 創平 写真展「色彩」
feat. Reita MORIYA

2年ぶりに鎌倉材木座にあるGallery John @john_kamakura で写真展を開催します。
今回の作品は、自然が映し出す色の写真を、藍染のキャンバスに重ね合わせた、言葉には上手く表現出来ないけど想いの詰まった作品が完成しました。
目で見るより、心で感じて欲しいです。

———
 
本展は、これまで撮影してきた旅の写真とは一線を画す、
新たな境地を表現した作品展となっております。
これまでと同様に自然をテーマに掲げつつ、情報としての写真を目で見るだけでなく、心を使って感じてほしいという想いから、自身にとってのフォトグラフィーを再解釈。
写真を通して実現できる表現の深度を追求しました。
 
そのような自身の新たな表現を発表するにあたり、作品のフレームを十代の頃から親交の深い藍左師・Reita MORIYA @art_moriya に制作を依頼。
藤沢をベースに活動する、日本伝統の藍と現代左官を世界で初めて融合させたアーティストで、MORIYA氏の制作する藍のキャンバスに、髙橋創平の写真作品が展示されます。

自然とはそこに在るもの。
理屈や魂胆をこねくりまわすことないその共作もまた、
「自然」の成り行きが生んだものである。
自身がこれまで解像度の高い輪郭で写し出してきた自然、
そして色彩を、なぜこのように滲ませようとしているのかを捉えてみてほしい。

-Gallery- John
鎌倉市材木座1-6-22
TEL : 080-5389-5005
11:00-19:00
水曜日休廊

キュレーター:吉本翔(John / WORDS Gallery) @showfru
フライヤーデザイン : @cetanaworks

 

 

 

Reita MORIYA