伊豆大室高原別荘地

伊豆大室高原別荘地

2026.1.6

私の正月といえば、いつもと変わらず自宅から15分ほどのアトリエに向かいます。

ここは海から一本道の国道1号沿い。

駅伝でお馴染みの遊行寺坂上に位置します。

藤沢橋から諏訪神社と遊行寺の間を抜けた坂の上にある古民家です。

縄文時代は岬だったらしく、近くには西富貝塚が残っています。

アトリエにある大きな桜の木には、カラスの巣があり毎年小さく鳴くのが下手な可愛いカラスの子が生まれます。

生まれた時から私の存在を知っているため、とても穏やかで悪さもしません。

庭の方には、何故か鳩が50羽ほどいます。

定期的に集団で円を描くように飛ぶ姿は、青空に映る平和の象徴のように感じます。

あとは、猫が2匹うろうろしていて、昨年末からはタヌキも来ています。

昨年末の頃は玄関先にじっと日向ぼっこをしていて、蕎麦屋の実写版のようになっていました。

日当たりがよく、冬の時期でも10時から14時ぐらいは縁側にいると暑いぐらいです。

満月も最初から最後まで綺麗に弧を描いて夜を明るく照らします。

ここは、とても穏やかで特別な空気感があるのです。

さて、正月もアトリエに来る理由は、藍の面倒を見たり植物に水やりをしたり、猫に餌をやったりと色々あるわけですが、

自分自身の営みの原点であるこの場の空気を流すという行為がとても大切なのです。

 

今年は一泊だけ遠出をして、伊豆高原に行ってきました。

昨年、作品を納品したお客様の建築に訪問です。

大室高原別荘地にあるとても素敵な建築です。

 

昨年、アートの相談をオーナー様からもらいました。

アートを飾りたいという興味を現実にしていくプロセスは、アートを通して人と人が縁を結んでいく芸術です。

まずはサイズ別にアート作品をいくつか持参して現地を視察しに行き、それぞれの壁に設えてイメージを整えていきます。

建築や内装との調和もかかせません。

この場で過ごす毎日が、藍で満たされ愛に満ちる。

日常に豊かさをもたらすものであってほしいのです。

 

その後、オーナー様もアトリエに来て多くの作品をご覧になりました。

最終的には「NAMI」という100号サイズの作品に決まりました。

現地の工務店さんと安全な作品の設置方法について、また照明についても打ち合わせを重ねていきます。

設置日に合わせて、大きな作品を梱包してアトリエから納品に向かいます。

現地で大工さんと現場監督と打ち合わせをして無事に完成。

 

作者として嬉しかったのは、作品を下から煽るようにしてみれたことです。

藍色の作品が場の空気感を彩ります。

波の様相が陰陽太極図のように調和とエネルギーを発しているようにさえ感じます。

 

今回の訪問は3ヶ月ぶりでしたので、当事者目線でなく、客観的に作品をみることができました。

 

伊豆高原五月祭も開催される文化、芸術のあるこの地に関われたことを大変嬉しく思います。

 

自邸や別荘へ飾るアートについてご相談ください。

興味を現実にするプロセスを一緒につくりあげましょう。

 

 

 

 

 

Reita MORIYA