Art created by sampling music.
To me, music becomes color and form, dancing before my eyes.
I see various colors in instruments and melodies.
Rhythm and beat shape those colors.
The soul's words—lyrics—also influence them.
Synesthesia.
I project the world I see through music onto the canvas.
Color, texture... they vary with each song.
最近、守谷玲太の作品に色がでてきたと感じている方も多いかと思いますので、近況報告を兼ねてお話します。
ことの発端は、マネージャーのシゲさんからの連絡がきっかけでした。
僕の作品とアトリエから思い浮かんだ曲があって、その曲で作品をつくってみてほしいと。
少し補足しておくと、シゲさんは若い頃からDJをしてきた経験があり、自身の人生観含め、音楽に深い哲学を持っています。
シゲさんが選曲したのはKool&The GangのSummer Madnessでした。
僕は早速ヘッドホンを付けて曲を聴きながら即興で制作を開始しました。
この時はまだ、3月26日に控えたピアノ2台との即興パフォーマンスのトレーニングにもなるから良い機会だなぐらいに思っていました。
↑こちらの動画、KOOL & THE GANGのオフィシャルアカウントからもシェアされました。笑
完成した作品⇩

自分自身も没入して夢中で作ったので、完成した作品を見て「藍以外の色が入っている!」と少し驚きました。
この時もまだ、その程度の感情でした。
シゲさんがとても感動してくれたのが嬉しかった。
この勢いのまま次も作りたく、シゲさんに選曲をお願いしました。
送られてきた曲は、Roy AyersのEverybody Loves the Sunshine
今回は即興ではなく、聴きこんで音楽と一体になって制作。
聴き始めてすぐに色が溢れて見えてきます。
800時間ほど聴いていくと、それぞれの色が様々な形になってリズムを得て踊りだします。
当然、Roy Ayersnの魂の言葉(リリック)や息遣い、「間」すらも影響してきます。
ここまでくると、僕と音楽は一体となり、身体は揺れ、キャンバスへの投影が始まります。

藍の色が作品全体に深みを与え、僕らが青い世界に生きていることを再認識させてくれます。
作品を画像で見たシゲさんはすぐに電話をかけてきて開口一番「やばいじゃん!!どういうこと!」と驚いていました。笑
僕は事細かに音楽から見える世界の話しをしました。
シゲさんは、音楽のルーツや、HIP HOPにおけるサンプリングという文化を教えてくれました。
翌日、僕は奥へおいやっていたレコードやCDを引っ張り出して、1日かけて1枚1枚拭きあげて棚に並べました。
父から譲り受けたレコードを並べていて気付いたのは、そのほとんどが当時のブラックミュージックだった。
要するに、僕はお腹の中にいる頃からブラックミュージックを聴いて育ってきたということ。
そして自分自身も中学生の頃からメロコアやパンクのバンドをやり、(この頃は父からお前、大丈夫か?と心配されていた。笑)
免許を取ってから憧れのエルカミーノに乗りHIP HOPやサブライムみたいなミクスチャーを聴いて海沿いを流していた。
20代半ばには、アメリカのクラシックロック、イギリスのプログレにどっぷりはまり、当時の人たちのリアルな気持ちで当時の音楽が聴きたいという動機から、ワーゲンのタイプ2いわゆるワーゲンバスに乗りながらグレイトフルデッド、ジミヘン、ピンクフロイドを聴いた。
そんな自分が、ここ数年音楽を奥へしまい込んで生きていたことにがっかりした。
無音の世界で生きていた。
ふとアトリエを見渡して、藍と白だけの作品に、孤独と内省の時代を痛感した。(決して悪い意味ではなく必要な時間だった)
そしてそれらの作品は僕の心の深いところまで癒した。
今回、音楽と再会してわかったことは、僕は音楽から色が見えてリズムはカタチとなって見えるということ。
自分では当たり前のことだったが、どうやら特別な個性のようだ。
藍への責任感か、自分で個性に蓋をしていた。
思い返してみると、昨年伊勢丹新宿店アートギャラリーで開催した個展でその片鱗が見える。

50点ほど展示した藍色の作品の中で異彩を放つ2つの作品。
ここ数年で唯一藍以外の色が入った作品。
この2つの作品が色をもった理由は明確。
無音の世界にいた自分が珍しく音楽をかけて制作していた。
オーストラリア出身のシンガーソングライター TASH SULTANAのHarvest Loveという曲を朝から晩までリピートでかけていたからだ。
小さい方の作品タイトルはそのままHarvest Lovetとした。
この時は勝手な自分の制限の中でつくっていたから、遠慮が見える。
どちらも大好きな作品であることは揺るがない。
自分だけでは気づけなかった才能に出会わせてくれたシゲさんと、音楽には感謝しかない。
音楽サンプリングアートの3曲目 Lonnie Liston SmithのA Garden of Peace


音楽サンプリングアートの4曲目 Deniece WilliamsのFree 


本来の自分、自由な表現。
自分に見える世界の共有。
これからも守谷玲太をよろしくお願いします!
Special Thanks
Boss Yoppy
CGE
自動販売機が似合う人