ONE DAY, 500YEARS
500年の中の、たった1日。
徳島城で開催された「蜂須賀正勝生誕500年記念展示」。
写真家・大杉隼平氏との協業によって生まれた藍の作品を、この歴史ある場所で展示する機会に恵まれました。

蜂須賀家が歩んできた500年の歴史。そして、現代を生きる19代当主・蜂須賀正子氏。
「暗闇に灯る、最後の一片の光」
その言葉が、自分の内なる宇宙を駆け巡りました。目には見えないものが、少しずつ輪郭を持ちはじめる。

幾度も対話を重ねながら、藍左師として、写真家・大杉隼平氏とともに作品を制作しました。




生まれたのは、一枚の平面作品。
そして、阿波和紙に印刷された大杉氏の写真を藍で染め上げた13枚の作品。
さらに、大杉氏の写真が投影される藍色の盤面。


写真と藍。異なる表現が重なり、時間と記憶が新たな姿を現していく。

500年という途方もない時間の中に、私たちが立ち会えたのは、ほんの一瞬にすぎません。
それでも、その一瞬は確かに存在し、私の人生の歩みの中で、一片の光となりました。
今回の旅のすべては、この瞬間に立ち会うためにあった。
会場の各所に散りばめられた蜂須賀正子さんの言葉。それらは、長い歴史を振り返るだけでなく、今を生きる私たちの心にも静かに語りかけてきます。
きっと、あなたの明日にも寄り添うことでしょう。

このような貴重な機会に恵まれたことを、大変光栄に思います。
蜂須賀正勝生誕500年記念展示
写真家・大杉隼平が写す悠々の記憶と、蜂須賀家最後の末裔・正子氏との邂逅
2026年10月14日〜10月25日
徳島市立徳島城博物館
Reita MORIYA / 守谷玲太
音楽をサンプリングするアートとの出会い。 Art created by sampling music.