CLAYFACE
世界がつくりあげた自分と、本来の自分。
2026年10月22日
映画『CLAYFACE(クレイフェイス)』の公式プロモーション作品を制作しました。
今回、Warner Bros.から作家・守谷玲太として制作の依頼をいただきました。
映画『CLAYFACE』は、DCコミックスのヴィランを題材に、人間のアイデンティティの喪失と変貌を描く作品です。
私がこの作品を通して向き合ったのは、人間の内側に存在する、もうひとつの顔でした。
世界がつくりあげた自分
私たちは日々、自らの意思で何かを選択し、その積み重ねによって人生を形づくっています。
しかし、その選択の先にいる自分は、本来の自分なのだろうか。
社会との関わりの中でつくりあげられた自分。
他者の視線によって形づくられた自分。
そして、その奥深くに存在する、ありのままの自分。
人は、自分が信じていたアイデンティティを失ったとき、それを受け入れることができるのだろうか。
泥の奥に潜む、魂の藍色
分厚く塗り重ねられた泥の層。
それは、人間が生きる時間の中で身にまとってきた、幾重もの表層のようにも思えます。
その層を破り、奥を覗く。
そこに映し出されるのは、ありのままの自分の姿。
どこか悲しげな、魂の藍色。
私は日本の伝統左官技術を基盤に、藍や鉱物を用いながら、この目に見えない内面の世界を形にしていきました。
泥は覆い隠すものであり、同時に、その内側にあるものを浮かび上がらせる存在でもあります。
破壊と創造、その境界
人は何をもって自分自身を認識するのか。
外見なのか、記憶なのか、それとも他者から与えられた存在価値なのか。
心が狂ったとき、人は変貌していく。
それは単なる破壊なのか。
あるいは、これまでの自分を失うことで、初めて現れる本来の姿なのか。
制作を通して、私自身もその問いと向き合い続けました。
目に見えないものを、目に見えるものへ翻訳する。
それが私の仕事です。
今回の作品もまた、映画『CLAYFACE』という世界を通して、人間の内側に潜む存在を探る試みとなりました。
Reita MORIYA
美術職家 / Contemporary Artist
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映画『CLAYFACE(クレイフェイス)』
DC Studios製作 / Warner Bros. Pictures配給
全米公開:2026年10月23日
日本公開:2026年10月30日
Official Promotional Artwork by Reita MORIYA
映画公式サイト:https://clayface-movie.jp/
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守谷玲太、藍が導く旅。